簡易書留とは

(注)簡易書留サービスの内容は、本サイトの掲載以降に変わっている可能性があります。最新の情報は、日本郵便のHPにてご確認ください。(当サイト更新日:2009/8/19)


簡易書留とは、日本郵便の行っている書留郵便サービスのうちの一つです。

書留というのは、現金や貴重品、高価な品物などや、確実に届けてもらいたい大切な書類などを送るときに利用するものです。

書留は、送る物と賠償額に応じて3種類に分かれます。簡易書留、一般書留、現金書留があります。

一般書留
一般書留は、現金以外のものを送る場合に利用し、万が一郵便物が破損したり届かなかった場合には、その郵便物の実損額(最大500万円まで)を賠償してくれます。日本郵便HPの「郵便追跡サービス」で"窓口に出した時 − 中継局の通過 − 配達された時"まで、郵便物の配達状況が確認できます。

簡易書留
簡易書留も現金以外のものを送る場合に利用しますが、一般書留に比べて料金が割安に設定されています。その分、簡易書留の賠償額は5万円までの実損額になります。簡易書留も「郵便追跡サービス」で配達状況を確認できますが、"窓口に出した時 − 配達された時" の2点に限られます。
簡易書留を利用できるのは、
 ・手紙(第一種郵便物)
 ・はがき(第二種)
 ・雑誌等定期刊行物(第三種)
 ・通信教育用郵便物や学術刊行物など(第四種)
などです。ゆうパックは簡易書留で送ることは出来ません。ゆうパックは30万円の補償が付いているためです。
※ゆうパックで30万円以上の補償が必要な場合は、書留(最大500万円までの実損額を補償)で出しましょう。なお、ゆうメールであれば簡易書留で送ることができます。

現金書留
現金書留は、簡易書留や一般書留と決定的に違うのは、現金を送る場合に利用するということです(賠償額は最大50万円まで)。一般書留と同じく「郵便追跡サービス」で、"窓口に出した時 − 中継局の通過 − 配達された時"というように、配達過程が確認できます。

法律では、現金や貴金属、宝石そのほかの貴重品は書留郵便で送らなければならないとされているので、注意が必要です。なお、金・銀・ダイヤその他約款で定められた貴重品は、簡易書留でなく一般書留にする必要があります。

簡易書留の出し方

大学受験等の願書を出す際、簡易書留で送った経験がある人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、普通のポストに投函する郵便物と違って、頻繁に使うわけでなく、簡易書留のやり方を忘れてしまったとしても、不思議ではありません。

簡易書留で送るのが初めてのときは、出し方や書き方が不明で、何をどうすれば良いのかわからず、面倒や不安になったりするかもしれません。

例えば「簡易書留専用の伝票が必要なのか、それとも普通の封筒で良いのか」とか「簡易書留専用の封筒に入れて送らなければいけないのか」とか「簡易書留を郵便局で受付てもらう際に、宛名・送り先の住所や送り主の氏名・住所のほかに何か必要なのか」など・・・。

簡易書留を実際に出してみると、とても簡単で全然心配することはありませんし、面倒な手続きなどもなくあっけなく終わります。

簡易書留を出すときには、普段はがきや封筒を送るときのように、はがきや封筒に宛先と差出人の住所氏名を書いて郵便局の窓口に持っていき、「簡易書留でお願いします」と窓口の人に言えば良いのです。切手を貼っていかなくても大丈夫です。

そうすると窓口の人が、はがきや封筒に書き込まれた送り先などを元に、「簡易書留郵便物等差出票」という用紙に、"依頼主(差出人)の住所氏名"、"お届け先氏名"を書き写してくれます。複写式の二枚目の控え(簡易書留郵便物等差出票という名称になっています)をくれるので、それを受け取るだけです。

(「簡易書留郵便物差出票」を渡されて、自分で記入することもあります。このあたりは郵便局によりけりです。)

簡易書留の専用のはがきや封筒も必要ありません。[簡易書留]という判を郵便局の人が郵便物に押してくれますし、切手はその場で料金を計算して貼ってくれます。

このように、簡易書留の出し方や書き方は、本当に簡単です。簡易書留を出すからと言って、悩むことはありません。簡易書留の料金については、日本郵便のHPに料金計算機能がありますので、そちらで確認することができます。

ちなみに今は、宛名ラベルの印刷から、簡易書留郵便物差出票(および受領証)の印刷まで全て一度にできる「Webプリントサービス」という仕組みがあります。

簡易書留をたびたび利用する人は、自分や送り先の情報を登録しておくと、次回からもそれを使って印刷することができます。Webプリントサービスは、日本郵便のHPから登録できます。登録は簡単で、すぐに使えます(登録時にメールアドレスが必要です)。

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簡易書留のオプションサービス

簡易書留にはいくつかのオプションサービスがあります。簡易書留とと合わせて利用できる主要なオプションサービスには、次のようなものがあります。

■簡易書留と合わせて利用できる主要なオプションサービス

  • 速達
  • 翌朝10時までに配達してくれるモーニング10
  • 代金引換(引換金額が30万円以下のものに限られます)
  • 配達日指定

逆に、簡易書留と次のオプションサービスは併用できませんので、注意しないといけません。

■簡易書留と合わせて利用できない主要なオプションサービス

  • 引受時刻照明
  • 配達証明
  • 内容証明
  • 本人限定受取
  • 引換金額30万円を越える代金引換

これらのサービスを受けたい場合は、簡易書留ではなく一般書留にして送らなければいけません。

送る物に応じて、また、受けたいオプションサービスの内容をきちんと把握して、簡易書留にするのか一般書留にするのか決めましょう。なお、簡易書留のオプションサービスには当然のことながら別料金がかかりますので、そこも留意しておきましょう。

簡易書留に限りませんが、コスト面や安全面、手続きの簡便性の面などから、どの配送手段が一番向いているのか、前もってきちんと比較検討しておいた方が良いかもしれません。

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